先日、藤沢数希さんの「ぼくは愛を証明しようと思う」を読みました。
「恋愛工学」を用いて非モテの主人公がモテモテになっていくなんとも素晴らしいストーリー。
もっと早く出会っていればと悔しい思いさえ感じました。
同作品を読みながら、
「恋愛工学の知識を使ったら就活も有利に進められるのでは?」
と気づいちゃいました。
就活中に実際にやったことや、同作品での知識をもとにできそうなことを3つ挙げます。
ぜひ就活生の皆さんは実践して仮説を証明してください。
1、共通体験を探す
人間の脳は、よくわかっている状態を安全、よくわからない状態を危険、と感じるようにできている。そして、人間は自分の体験から類推してしか物事を理解できない。共通点があって、自分と似ている体験がいくつかあることに気がづくと、女はお前のことをよくわかっている、と思いはじめる。
人事担当者や面接官との共通体験を全面的にプッシュしていくことで好感度UPを狙います。
実体験から2つ例を挙げます。
例①
某Rグループのインターン面接に参加しました。
私を含めて学生は3人、面接官は1人でした。
「最近気になっているニュースはなんですか?」
と面接官が聞きました。
「錦織選手が〜」
とテニスのニュースをある1人が答えました。
面接官が自分もテニスが好きだと言い、ポジションだの大学時代の遠征の話だの2人で盛り上がっていました。
その後の質問時間の割合は「3:1:1」ぐらいでテニス部の彼に集中していました。
「まじかよ〜」と苦笑いしながら、もう1人の学生と駅へ向かいました(笑)
例②
某銀行のリクルーター面接を受けていました。
地方から仙台にやってきたばかりの1年目の社員さんが面接官でした。
「私も静岡から来て最初は大変でした〜」
という話をしたところ、
「なんかわからないけど、君いい子っぽいねw」
と言ってくださり、次に進めました。
共通体験、強いです。
なかなか見つからない場合は類似体験を探しましょう。
2、聞き役に徹する
世の中には、自分がしゃべるより、人の話を聞くほうが好きだという人間はいない。もしいたら、セラピストやカウンセラーはみんな失業してしまうだろう。
これもリク面や座談会で使えますね。
社会人の先輩にご飯をご馳走になった時、こんなことを言われました。
「結局さ、俺らは学生にいろいろ教えたいしドヤりたいんだよ。」
間違いない。
後輩に頼られて質問されて、嫌な気分になることはないですよね。
面談・面接の最後で、
「最後に質問はありますか?」
と聞いてくださることがあります。
私は、この時の口調で通ったかダメだったかだいたいつかめていました。
「通ったな」と思ったとき。
それは、社員さんが「自分だけ話し過ぎてしまった」というテンションで聞いてくれた時です。
気持ちよく話し過ぎてしまったというある種の罪悪感が感じられたら、ほぼパスしています。
逆に「ダメだ」と思ったとき。
それは、私への興味がわかずに、せっかくだから質問に答えてあげよう、と間を持たすテンションが感じられた時です。
面接を重ねていくとわかるようになります。
話したがりの私が聞き役のトレーニングをするのは大変でしたが、日常生活から意識することで矯正できました。
3、モテアピールをする
女は、単に他の女とセックスできている男が好きなのだ。
はい、1番有効かつ危険なワザです。
女性が好きな男性は、金持ちでもイケメンでもなく、他の女性からモテている男性だという理論です。
グッピーのメスAは、尾びれが綺麗で一般的にモテるオスよりも目の前でメスBとの交尾をしていた不恰好なオスを選んだという実験結果が作品で例として紹介されていました。
これを就活で使います。
自分は他の企業からも欲しがられる学生であるということを伝えます。
それで見る目が変わったなという印象を受けた会社が何社もありました。
友人に教えたところ彼にも効果はありました。
有名どころの同業他社だと効果倍増です。
一方、必ずしも評価が上がるわけではないというデメリットもあります。
「この子は他社を蹴ってウチにくるのだろうか?」
とマイナスにつながる可能性もあります。
また、嘘はやめましょう。
人事同士が繋がっていた場合、選考が終了します。
やりすぎに注意
モテアピールのデメリットを紹介しました。
共通体験にしても、聞き役にしても、不自然に感じられると評価を下げます。
自然にできる範囲で行いましょう。
おわりに
以上、恋愛工学を使って就活を有利に進めましょうというお話でした。
就活対策本以外の本からも学びはあるんやで。
恋愛工学を使って、内定とリクラブをダブルでゲットしましょう。
やーまん