ツギドコ

人生は旅。「次はどこへ行こう」略してツギドコ。

出会って3秒のおっさんが夜の金沢を教えてくれた話

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「お兄ちゃんたち、どこ行ってきたの?」

おっさんとの出会いは旅行先の金沢の雑居ビルのエレベーターだった。

月曜日の23時。

俺「◯◯ってお店で飲んでましたー!」

おっさん「そうか〜。楽しかったか?」
俺「はい!次のお店探しているんですけど、いいとこありますか?」
おっさん「いまから行くけど、ついてくる?」
俺「お願いします!」

エレベーターを出て、流れるままに作業着のおっさんについていった。
おっさんは、行きつけのお店に連れて行ってくれた。

「おっさんまた来たの?」

お姉さんは、おっさんを見るなりタメ口で言った。

おっさん「今日はお土産持ってきたで〜」

私はこのお姉さんにならって敬意を持って「おっさん」と本記事で呼ばせてもらう。

お姉さん「この子たちおっさんの子供?」
おっさん「ついてくるかって聞いたら、ついてきた。」
お姉さん「君たち、『知らない人についていくな』って小さい時言われなかった?」

私と友人は初めての空気と展開の急さに飲まれていた。

おっさん「おまえら、カラオケ歌えるやろ?」

私と友人がもたもたしていると、おっさんが先に曲を入れてくれた。

 

 

 

 

 

おっさんの選曲はめちゃめちゃ若かった。
しかも踊りは完璧。
50歳とは到底思えない。

この後、おっさんが持ってきたお土産をいただきながら歌い続けた。
時間は1時を過ぎていた。

おっさん「閉店やから、次の店行くで。」

お店のお姉さんたちと2軒目に移動した。
2軒目ではゲームをした。

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JACKPOT
サイコロを使ったゲームで、負けた人が飲むというルールでひたすら飲んだ。
初体験のゲームだったが、最高に楽しかった。
お酒は何杯も注文された。

おっさん「ここも閉店や、帰るで〜。おまえら明日朝早いって言ってたよな。じゃあまたな〜。」

財布を出す我々を抑え、おっさんがここでもお金を出してくれた。
3時半におっさんと別れ帰路に着いた。

 

初対面の男2人におごってくれる器の大きさ

中洲の屋台で、居合わせた地元の人におごってもらった友人(女子)の話は聞いたことがある。
今回我々が連れて行ってもらったのは、お高い系のお店だった。
見ず知らずの2人(しかも男)を行きつけのお店に連れて行ってくれたおっさん。
2軒のお店でのお会計をすべて払ってくれたおっさん。
頭があがらないっす。

 

おっさんのようなおっさんになります

私の人生の軸に、

「誰かにしてもらって嬉しかったことを誰かにしてあげられる人間になる」

というものがあります。
これは、主に大学入学後に多くの素敵な先輩方(社会人・学生ともに)に出会いよくしてもらったことをきっかけに思うようになりました。

今回、初対面のおっさんに夜の金沢を教えてもらいました。
私も初対面の相手に自分の街を教えてあげることができるくらいの土地勘と経済力を身につけたいと強く心に帰りのタクシーで決めました。

直近では成人式があるので、街で新成人と知り合うことがあれば1杯おごります。

おっさん、ありがとうございます。
おっさんのおかげで金沢が好きになりました。
また遊びに行きます。

 

やーまん